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水曜日のカンパネラの良さがわからない問題

水曜日のカンパネラの良さがわからないわたしは仕事で音楽に関わるの、やめたほうがいいの? と思ってしまうくらい彼らの音楽の良さがよくわからなかったりする。

 

水曜日のカンパネラ聴いたことないという方はまず一度ぜひ聴いてみてください。


水曜日のカンパネラ『桃太郎』


一休さん/水曜日のカンパネラ

 

 

 

 

水曜日のカンパネラとは

一昨年くらいから、名前を聞くことが増えてきた彼ら。最初はライブで鹿を解体する変わった人達が出てきたらしい、一部の音楽好きには既に人気らしい、くらいだったのがあれよあれよと言う間に一躍人気アーティストに。

 

新譜アルバムも好調ですし、CDショップ大賞にもノミネート。音楽好きはこぞって彼らの音楽を絶賛している。

 

この空気感、水曜日のカンパネラの良さがわからないと言ったら怒られそうな雰囲気すら感じる。

 

ちょっと同じような人はいないのかと、検索してみたら「水曜日のカンパネラの良さがわからないので教えてください」的な知恵袋がでてきた。

 

回答を見ると多くは「言葉遊びの面白さ」「独特のリズム感」「コムアイの可愛さ」が彼らの魅力だとあった。

 

キャッチーなメロディも、メッセージ性のある歌詞も水曜日のカンパネラのファンたちには必要ないということだろうか。

 

●音楽に求めるもの

 

そんな水曜日のカンパネラに何の魅力も感じられていないわたしだが唯一彼らに強く感じる特徴は中毒性である。

 

歌詞にもメロディにも心響くものはないが、なんとなくまた聴いてみようかなと思わせるものがある。

 

それはやはり前述の通り、独特のリズムと言葉遊び、そしてコムアイのうまへたなラップが微妙なバランスで楽曲を形成しているからだと思う。

 

水曜日のカンパネラと言えば、誰しもがあの独特の世界観を容易に想像できるだろうし、それは紛れもなく彼らがある意味、彼らしか作れない唯一無二の世界観を作っているからではないか。

 

わたしが彼らの音楽を理解できないのは、わたしが音楽に求めているものが中毒性ではなく、わかりやすいキャッチーなメロディとある程度メッセージ性のある歌詞だからだ。例えば、ゆずやいきものがかりなど、老若男女に受け入れられやすい楽曲が好きなのである。水曜日のカンパネラはそれに削ぐわないから理解できないと突っぱねている状態なのだろうと思う。

 

でも考えてみれば音楽なんて、音を楽しむと書くのだからそんなあれこれ考えずに、独特のリズムに身を委ねて、うまへたなラップにどっぷり浸かってみるのもいいのかもしれない。

 

音楽通がこぞって彼らを認めるのは、真の音楽好きはきっとそうやってあれこれ考えずに純粋に音楽を楽しめる人達だからなのではないかと思った。