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クレイジージャーニーの佐藤健寿が気になる人集まれ!X51.ORG THE ODYSSEY の良さを語る

佐藤氏の著書、X51.ORG THE ODYSSEY(以下、ODYSSEY)を購入した。これ、めちゃくちゃ面白いぞ。UFOやUMAに心をときめかしたことがある人は、買う価値ある。あと、佐藤氏出演のDVDと写真集「奇界遺産」も一緒に購入した。


佐藤健寿って誰だよ、という方はこちらの記事を参照してほしい。

 http://harukajiateng.hatenablog.com/entry/2017/02/02/021440


クレイジージャーニーに出てる人と言えばわかるかもしれない。佐藤氏出演回はどれも面白いので、知らない方はまず1回見ていただきたい。


10年前にサイトの更新がストップして、もう佐藤氏(当時は単なる変わった感じのお兄ちゃんという認識)の活躍を見ることはできないのかなぁと思っていたのに、めちゃくちゃ活躍してた、むしろ昔よりめちゃくちゃ有名になってた、ということで佐藤氏とか1回も会ったことないのだけど、なんだかよく知る旧友が有名人になっているような感覚に陥り、勝手に凄く嬉しくなってしまい、奮発してamazonで衝動買いをしたのである。当時は佐藤氏のことを親近感を持って、健寿くんと呼んでいたので、以下健寿くんと記載する。


今回は健寿くん著 X51.ORG THE ODYSSEYのオススメポイントをご紹介しよう。


まず何よりも特筆したいのは、内容の濃さである。

エリア51からロズウェル事件までUFOに関する考察や南米のチュパカブラ、ヒマラヤのイエティまで、オカルト界隈ではもはや定番といえるネタを漏れなく扱っている。それだけでもオカルト好きとしては楽しめるのだが、この本が他の本と違うのは単なるオカルトに関する考察本ではなく、旅本としても楽しめるとこらだと思う。


特に秀逸なのは第1章の「AREA51:IS TRUTH OUT THERE?」だ。


この章では、オカルト好きならみんな1度はどんな場所だろうと想像を巡らせたことがある、エリア51の視察報告が詳細に綴られている。


うん、あのエリア51だ。UFOが墜落して宇宙人が匿われたとかいううわさのある、あのエリア51だ。


健寿くんはご存知のようにスカリーではないので、監視の目を潜り抜けエリア51に侵入するとかそんな結末はないのだけれど、エリア51の宿場町レイチェルの様子、そしてそこに住まう人々の様子、エリア51へ続く何もない道や落書きに塗れた看板など、実際にそこに行かなければわからないような現地の様子を写真とともに紹介しているのである。


ODYSSEYによれば宿場町レイチェルは想像以上に人口が少なく、何もない小さな町でエリア51目的の僅かな観光客が訪れるだけのような、少し寂れたような雰囲気だそうだ。しかし、それがなんともリアルで同時に日本では感じられない非日常感を文面を通して味わうことができる。


何もない宿場町や落書きだらけの看板など、仮にテレビだったらカットされて放送すらもされないような情報は逆に現地の様子を容易に想像させるのである。


そして、X51ファンならきっと誰もが知っているだろうが、このエリア51視察の帰りに健寿くんは車で事故って、車を大破させているのである。当時とても心配したが、エリア51まで行って何してんだよ健寿くん!とパソコンの前で思わず突っ込んでしまった事件である。


この、健寿くん史上でも比較的大きな事故の様子も詳細に綴られており、ファンとしては当時の健寿くんの心情に寄り添うことができ、なんとも言いようのない充実感を覚えた。


また、ODYSSEYは奇界遺産の走りといってもいいような世界各地の写真が健寿くんのコメントとともに掲載されている。


健寿くんオススメの現地の食事や現地の人々、またその土地のうんちくなどコメントだけでもかなり楽しめる。それが一般人が気さくに行くにはなかなかハードルの高いイースター島マチュピチュだったりするもんだから、この本に出会わなければ知ることもなかった現地の様子を感じることができるのである。やっぱ旅本としても優秀。


現在、健寿くんはトラベルカルチャー雑誌「TRANSIT」でもお仕事をされているようで、やはり旅×奇妙なもの×健寿くんの相性は良いのだろう。


さて、佐藤氏への愛を語り過ぎた感じがあるが、オカルト本なのにこの本を読んだら何故か世界旅行に行きたい気分になれる、不思議な一冊である。そして漏れなく健寿くんのように一眼レフカメラも欲しくなるのである。