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グルメレポート

各地で食べた美味しいものを紹介します

この世界の片隅に 泣けなかった その理由

見てきました!この世界の片隅に


もうずっと前から楽しみにしていてようやく行けました。そう、泣くぞー!いっぱい泣くぞー!と意気込みして映画館にいきました。


ですが、全然泣けませんでした。でも周りはめっちゃ泣いてる。


決して面白くなかったと言ってるわけではありません。凄く良い映画でした。でも強く感情が揺さぶられたということはありませんでした。余韻に浸る中でじわじわゆっくりと考えさせられるのです。


映画はドラマティックな山場があったりするわけではありません。ただひたすらにすずという少女の日常を丁寧に描いています。楽しかった出来事も、戦争が徐々に過激になっていく過程も。


あまりにも丁寧に描いているからこそ、簡単に感情移入はできなかった。だってそうでしょう。生きる時代が違うのですから、時代が違えばライフスタイルも違い、ライフスタイルが違えば価値観も違う。要は、戦争を知らないわたし達が簡単に主人公の気持ちになり変われるようなストーリーではないし、安易な設定もない。ただ、ひたすらにすずの日常を描いている、それ以上それ以下でないからこそ観客は簡単にすずになれないのです。完全にお涙頂戴映画ではない。


でも素晴らしいと思うのは、何十年という時を超えて、あの時代の広島を平成のこの世に連れてきてくれたことだと思います。


わたしは、戦争を知りません


戦争を生きた人々が実際どんな生活を送っていて、どんな風に戦争を感じていたのか、想像するしかありませんでした。


少しでもその日常に触れたいから、資料館に行ったりしたこともありました。


でもやっぱり、その時代に生きた人の息遣いを近くに感じることは難しく思えました。


この映画は、資料館に行っても本を読んでもどこか遠く感じたあの時代との距離をぐっと縮めてくれました。戦争を生きた人たちもわたし達と同じように毎日笑ったり、泣いたり、恋したり、移り行く時代の波に不安を感じたり。あくまでもそこをメインに描いているという点で他の戦争映画とは違います。


わたしにとってこの映画は超泣けるお涙頂戴映画ではなく、あの時代の日常を通して戦争を考えさせられる映画です。